人生の時間は有限
あなたは、毎日を充実して過ごせていますか?
現代社会は、情報過多で時間に追われがち。
やらなければならないことに追われて、本当に大切なことに時間を使えていない人も多いのではないでしょうか?
本書『あっという間に人は死ぬから、時間を食べ尽くすモンスターの正体と倒し方』は、データサイエンティストでありYouTuberでもある佐藤舞さんの著書です。
この本を読むことで、
時間を無駄にしている原因に気づくことができます。
時間を有効に使うための具体的な方法を学ぶことができます。
ひいては、成功する人生、そしてどう生きるべきか、あらためて考えることができます。
時間を浪費する「モンスター」の正体とは?
では、私たちの時間を奪う「モンスター」の正体は何なのでしょうか?
それは、 「死・孤独・責任」という3つ です。
私たちは、これらから目を背け、無意識に自分に嘘をついて時間を浪費してしまっているのです。
死を意識することの重要性
「いつか死ぬ」とわかっていても、どこか他人事のように感じていませんか?
死を意識することで、今この瞬間を大切に生きようという気持ちになり、時間の使い方が変わってきます。
孤独を受け入れること
人は誰でも孤独です。
周りの人と関わり合いながらも、100%理解し合えることはありません。
この事実を受け入れることで、他人軸ではなく自分軸で生きられるようになり、無駄な時間を減らすことができます。
責任と向き合うこと
自由には責任が伴います。
自分で選択した人生に責任を持つことで、行動力も高まり、時間を有効活用できるようになります。
これらの断りから逃げるために、私たちは 自己欺瞞の罠 に陥ります。
例えば、「起業したいけど失敗が怖いから、とりあえずセミナーに通って情報収集だけしておこう」という行動。
これは、責任から逃れるための自己欺瞞です。
本当に向き合うべきことから目をそらし、行動を先延ばしにすることで、時間はどんどん失われていきます。
人生に「苦」は必要?
「楽して幸せになりたい」そう思うのは当然のことです。
しかし、心理学では 「努力のパラドックス」 という考え方があります。
これは、 「努力や苦労をした方が、幸福度が高まる」 というもの。
便利な世の中になり、努力をする機会が減った現代において、自ら「苦」を選択することが、かえって幸福に繋がるという逆説的な考え方です。
生物学的には、 「ホルミシス効果」 という言葉があります。
これは、 ある程度のストレスが、生物の成長を促す というもの。
運動や多少の苦労は、一時的にはストレスになりますが、長期的には心身に良い影響を与えます。
「FIRE!達成したぞ!お金も時間もたっぷりあるぞ!」
…でも、毎日が暇で、なんだか虚しい。
こんな 「FIRE後の虚無感」 を味わう人もいます。
これは、ストレスのない生活が、かえって幸福を感じにくくしている例と言えるでしょう。
死ぬ瞬間に後悔しないために
ブロニー・ウェアさんの著書『死ぬ瞬間の5つの後悔』では、人が死ぬ瞬間に後悔する5つのことが紹介されています。
それは、
- 自分らしく生きればよかった
- 働きすぎなければよかった
- 自分の気持ちを伝えればよかった
- 友人と連絡を取り続ければよかった
- 幸せを諦めなければよかった
これらの後悔に共通するのは、 人生の3つの断りと向き合わず、自分に正直に生きられなかった ことです。
「あなたは、本当に自分に正直に生きていますか?」
この問いに、心から「イエス」と答えられる人は、そう多くないのではないでしょうか?
私たちは、周囲の期待や社会の常識に縛られ、 本心とは違う行動 をとってしまうことがあります。
しかし、人生は一度きり。
後悔しないためには、 「楽な道」だけでなく「大変な道」も選択する勇気 が必要です。
今すぐできる!正直な人生を生きるための第一歩
「よし!明日から正直に生きるぞ!」と、いきなり大きな変化を起こそうとする必要はありません。
まずは、 小さなことから 始めてみましょう。
行動リストの作成
「友人と連絡を取りたい」「ずっと行きたかった場所に旅行に行きたい」など、 やりたいことをリスト化 してみましょう。
そして、 具体的な行動予定日を決めて 、1つずつ実行していくのです。
行動リストを書き出すだけでも、ワクワクして毎日が楽しくなりますよ!
あなたの人生に一片の悔いなし!
本書『あっという間に人は死ぬから』で紹介されている考え方は、私たちがより良く生きるためのヒントを与えてくれます。
人生の時間を無駄にする「モンスター」の正体を知り、それと勇敢に戦うことで、私たちは「我、人生に一片の悔いなし!」と、胸を張って言える人生を歩めるのではないでしょうか。
さあ、あなたも今日から「正直な人生」を歩み始めませんか?